群青色 (ぐんじょういろ)
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 群青色 (ぐんじょういろ)
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藍銅鉱という石を砕いて作る顔料の色。紫みを含んだ彩度の高い青色。
鮮やかな藍青色に「群青色」という色名がある。青が多く集まった色というのだから、いかにも青系の代表的な色を思わせる。

色名となった群青は岩絵具の一種で、藍銅鉱であり飛鳥時代に伝来されたとされている。植物染料の藍で染めた藍色や紺とは異なり、色調は鮮烈である。大陸から輸入された高級品であり、高貴な色とされ、わずかに仏画に使う程度だった。その後、安土桃山時代になって、これまでの水墨画とは異なった絵画様式に替わり、金碧障屏画が盛んになる。
代表的な画家は狩野永徳で、織田信長や豊臣秀吉に仕え、安土城、聚楽第、大阪城など、豪壮華麗な金碧画の大作を描いた。金碧画の名称が示すように、ふんだんに金箔を使い、鮮やかな青色を表現するために緑青や群青が効果的に使われた。この群青色は日本海や水流に欠かせない色となり、また狂言の装束などにも使われた、というのも藍染めの色とは異なり、顔料の群青色は舞台でよく映える効果的な色であったからである。

英名では「ウルトラマリン」又は「忘れな草の花色」と言われている。




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