萌葱色  (もえぎいろ)
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 萌葱色  (もえぎいろ)
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芽が出たばかりの若葉のような、冴えた黄緑色をいう。「若葉色」とも呼ばれた。
平安時代から使われ「萌黄・萌葱・萌木」とも書いたがいずれにせよ、新鮮な生命力や瑞々しさを感じさせる色彩でそれ故に若者の色、春の色とされていた。

平敦盛といえば、笛の名手として知られるが、一谷の合戦でわずか16歳で戦死するが、その敦盛の若武者ぶりを「萌葱匂いの鎧着て、鍬形うつたる甲の緒を締め、黄金つくりの太刀をはき」と描写している。この「萌葱匂い」とは、鎧の縅糸(おどしいと)を萌葱色にし、その萌葱色を上段から下段へと順次、濃い色から薄い色のグラディーションにして作られたものである。随分お洒落な色の感性であったと思う。

色としてみたときは藍と苅安を使って染めている。その分量や染める回数によって色調は異なってくる。黄味がかってくると「鶸萌葱」となり、反対に青黒味がかってくると「かげ萌葱」(木賊色)の色になってくるなど萌葱色は多様な色を作り出していった。




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