山吹色 (やまぶきいろ)
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 山吹色 (やまぶきいろ)
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山吹の花のような冴えた赤味の黄色をいう。この色は黄金の色に似ている事から「黄金色」とも呼ばれる。ヤマブキはバラ科の落葉低木で、春になると一重、あるいは八重の鮮黄色の花を開く。旧暦においては春は梅の花で始まり山吹の花で終わったと言われる。

平安時代から黄色系統の代表的な伝統色名として用いられ、平安文学にもしばしば登場する。英名では「マリーゴールドイエロー」と呼ばれる。

 山吹と言って思い出されるのは、室町中期の武将太田道灌の逸話である。ある日の事、鷹狩に出かけた道灌はにわか雨に合い、近くの農家で蓑を借りようとした。しかし、出てきた農家の娘は庭の山吹の花を折り、無言で差し出すだけであった。道灌はその意味が分からず怒って帰ってしまったが、後に「七重八重花は咲けどもやまぶきの実のひとつなきぞ悲しき」(後拾遺和歌集)この古歌の事を知り、自分の無知を恥じて歌道に励んだという。

後世になると黄金色の花の色から、大判、小判を形容するようになった。




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