藍色 (あいいろ)
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 藍色 (あいいろ)
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藍色に白抜きの柄の浴衣地はそのコントラストゆえに、すっきりとした涼しさを感じさせてくれる.その色彩は昔からありながら、私にはいつも新鮮でモダンさを感じさせてくれる。

今は染料の藍が減少して藍染は高価なものになりつつあるが昔は庶民が衣類、暖簾、手ぬぐいなど日常品に利用されていた。
以前、第13回で紹介した「茜色」と同様「藍色」も染料としては古い歴史を持ち、やまとの色として重要な基本色である。

藍はタデ科の1年草。藍染の方法は2種類あり、生葉染めと建染めがある。中古から平安時代はトウダイグサ科の多年草ヤマアイの葉を染料にしたようで現在より緑味が強かったようだ。

桃山時代から江戸時代にかけて、木綿の普及と共に藍染が盛んになった。この頃から藍の生葉、茎を醗酵させて染液を作り、それに浸して青色を染めていた。浸す回数により様々な青色と色名が生まれた。(かめ覗き、花田色、水浅葱、浅葱色、藍色、紺)

江戸時代には染めといえば藍染という程、人々から愛好され、紺屋が出現する。紺屋は藍染を得意とし、染屋の総称となり「ころや」「こんや」と呼ばれるようになっていく。江戸時代に職人や商人の仕事着として紺地の法被を着せることが流行したが、それは背中に商店の屋号や商売を一目であらわす象徴的な紋などを入れたため紺看板といった。そのデザインは粋で、お洒落で、大胆で今見ても洗練された江戸時代の人たちの素晴らしい感性に触れることができる。

江戸時代の藍はほとんどが徳島産が割合を占めていたそうだ。
藍の染液の中に布地や糸を浸して染める際に、藍の中に含まれる色素の化学変化によって染め上がった色は元の藍よりも鮮やかに濃い青色になる事の由来から、弟子が先生より優れることを「青は藍より出でて、藍より青し」と表現されている。
中国戦国時代末の儒家の教え「荀子」の言葉




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