茜色 (あかねいろ)
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 茜色 (あかねいろ)
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緋、紅、蘇芳、朱、橙、桃色など赤系統の色を総じて赤と呼んでいた。アカは明(あけ)を語源として黒(暗)とともに光の明暗を示す言葉であった。古くは茜染めの赤を言っていた。茜は藍とともに人類最古の染料植物である。

茜は温帯アジア原産の多年生蔓性植物。白い花を咲かせ、根が赤紅く、「赤根」の意から茜の名称がついた。わが国には2〜3世紀頃中国から移植されたと言われるが、日本自生の説もあり、さだかではない。しかし、吉野ヶ里遺跡(弥生時代後期)の環濠集落の遺跡の中から日本茜草で染めた絹織物が発掘されている程、古くから染料として使用されていた。また、「魏志倭人伝」には卑弥呼の使者が茜染と藍染の織物を献上している事が記されてる。

茜染めには鮮やかな赤の「緋色」や浅く染めた「そひ」などがあり、多くの色や色名を生んでいる。奈良、平安時代に紅花染めが流行するまで、長い間茜染めは赤の主役を務めていた。

「あかねさす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖振る」 額田王<万葉集>

枕詞のあかねは、紫、日、照、昼などを指していた。 




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