彼岸花(ひがんばな)
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  彼岸花または曼珠沙華と呼ばれている秋のお彼岸の時期に咲く鮮やかな朱赤の花は韓国では「サンチョ」と呼ばれています。「サンチョ」とは相思華と書かれ、花は葉を思い、葉は花を思うという意味だそうです。

多くの植物は花と同時に葉がでて、光合成をして花に栄養分を送って美しい花を咲かせています。
彼岸花はめずらしく花の咲いているときは葉は無く、花が終わってから葉が出はじめます。冬と春には葉が生い茂りその間に光をたくさん吸収して球根に栄養分を蓄えます。そして夏近くには全く葉が枯れて消えてしまい休眠に入り秋雨をたっぷり吸収して、お彼岸の頃には冬の間に蓄えた栄養分を思いっきり使い見事な鮮やかな赤色の花を咲かせ私達の目を楽しませてくれます。

根にはリコンという毒性がありますが、昔の人は根からでんぷんを取って飢饉の時に食料としていました。漢方薬や民間療法としてアルカイドを含むリコンは炎症や腫れ物や防虫効果があるために彼岸花の根が使われていたそうです。

一説には彼岸花が田んぼのあぜ道に多く植えてあるのは、野ねずみが田んぼの道や土手に穴をあけるのを彼岸花の毒性をのある球根が防ぐ効果があったと言われています。

また稲の近くに植えられている事は飢饉の時に備えとしてという見方もあるそうです。

地方によって彼岸花の呼び名は異なるようで「ユウレイバナ」「シビトバナ」「カジバナ」「キツネバナ」「キツネタイマツ」「ハミズハナミズ」など1000種類以上あるそうです。
私にとっては彼岸花は物語「ごんきつね」のちょっと悲しい花に映ってしまいます。


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