コンプレスト体 | |||||||
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コンプレス体は12世紀ごろカロリン体を元にゴシック体に移行する間に使用された書体でです。アーリーゴシック体とも言われます。インターネットでコンプレスト体を検索しても参考になる文献は少なく、あまりメジャーな書体では無かったのでしょうか。 今回は少し長文になってしまいましたが、作者不明と言われていますが、以前から大変好きで、辛い時に励まされてきた文章を作品にしてみました。 たまたま曽野綾子さんの「老いの才覚」という本の最終ページにも載せられていましたが、励ましをもらえる素敵な文章です |
コンプレスト体の文字色と飾り文字は指定の色があります。本文の文字は明るめの茶色。飾り文字は下の3色からデザインしていきます。文字本体は決められた指定色を使用しなくてはいけませんが、アクセントとして金箔を使用することは可能です。(指定色は先生よりこの場合の赤はアリザリンクリムソン1に対してとバーミリオン1とレモンイエロー少々、白少々と自分で色を作っていきます)緑も青も同様に混色していきます。 |
![]() ONEのデザイン |
![]() THISのデザイン |
![]() HEのデザイン |
![]() [penangle:30-40 ] ![]() バリエーション |
ペン先のアングルは30°〜40°の間で自分の書きやすい角度に決めて書く事が出来るが文字自体は直角に真直ぐにペンを下ろさなくてはいけません。前回まで傾斜のある文字が続いていただけに真直ぐ下ろす事が大変難しく、今回の作品仕上げは失敗の連続でした。 | |